南カリフォルニアに暮らす。

アメリカに住んで10年ちょっと。アメリカに暮らす上でちょっと助けになるような情報を載せたいと思ってます。

南カリフォルニアの安全性

アメリカでは時々銃の乱射が起こったり近所で撃ち合いがあったりと
いったニュースが流れるため、危険なイメージがあるかもしれませんが、
私の住んでいる南カリフォルニアの辺りはかなり安全だと感じます。
一応夜遅く車から降りるときなどは注意しますが、幸いなことに危険を
感じたことはありません。

たった一度の、危険を感じた体験

そんな私でもこの12年で一度、ちょっとだけ身の危険を感じたことが
あります。
それは郵便局で順番待ちの列に並んでいた時のこと。この日はかなり
混んでいて列は結構な長さがあり、待ち時間も15分以上ありました。
そこに半ギレの男性が大きな声で文句を言いながら列の先頭まで歩いて
きました。彼はかなり興奮していたので、その時郵便局にいた全員に
緊張感が走りました。こう、空気が張り詰める感じです。私もいつ
ポケットから銃が出てくるかと彼から目を離さずに、合わせて彼が銃を
撃ち始めたらどうやって逃げるか考えていました。
その後郵便局の奥から別な職員の人が出てきて彼をなだめ、順番を
すっ飛ばして彼の受付を始めましたが、さすがに文句を言う人は誰も
いませんでした。
そんな身の危険を感じることはまれで、他に遭遇したことがあるのは
置き引き未遂と寸借詐欺です。

身近に遭遇した犯罪その1・置き引き未遂

置き引き未遂は、会計が終わった後、カートに買ったものとバッグを
載せて車まで行き、カートにバッグを載せたまま(うかつ!)買った
ものを車に乗せて最後にバッグを取った瞬間カートをサッと取った
おじさんに遭遇しました。本当に一瞬のタイミングでバッグを奪わ
れずに済んだのはラッキーでした。おじさんはその瞬間いかにも
カートに用があったんです風に「ありがとう」って言ってましたがw
バレバレでした。スーパー内でカートにバッグを載せたままその場を
離れてあちこち見て回っている人もいるくらいなので完全に油断して
ました。それからはバッグは身体から離さないようにしています。

身近に遭遇した犯罪その2・寸借詐欺

寸借詐欺の方は、一度は旦那とちょっと遠出した帰りのガソリンスタンドで。
ガス欠になってしまったけどクレジットカードが使えなくて…と話し
かけてきた女性がいたのです。この時は旦那が1ドルだかあげて、彼女は
他の人にも同じように声をかけてと繰り返した後、やってきた迎えの車に
乗って帰っていきました。「ちょっと!ガス欠じゃなかったんかい!!」と
突っ込むも後の祭り。旦那もぷんすか怒ってました。後になってから「車
持っておいで、1ガロン分入れてあげる」って言えば良かったなぁと
思ったんですけど、いざとなるとダメですね~。
二度目はいつも行くスーパーの駐車場で、車を出そうとバックを始めたところで
車の窓をガンガンたたいてくる人がいたのでビックリ。窓を少し開けて話を
聞いたら、車のトラブルで日本でいうところのオートバックスみたいなお店に
電話して聞いたら穴をふさぐためのパテだかが必要で、それを買うための
手持ちがないと言うのです。この時は「手元に現金がないので」と
断ったら「そりゃそうでしょうよ」みたいな怒り気味のお返事。寸借詐欺って、
こう、人の良心につけこむために申し訳なさそうにするもんじゃないのか?と
疑問に思うほど上から目線でした。
そういえばこの手の寸借詐欺はセキュリティの人が駐車場にいるように
なってからこの5年くらい遭遇してないなぁ。スーパーがセキュリティを
強化して一掃されたのかもしれません。

最近の傾向

ここ数年はこうした犯罪よりもホームレスの問題が身近です。歩行者道路に
寝床を作って陣取っている人たちをちらほら見かけるようになりました。
悲しいことにこうした人たちは麻薬中毒者も多いので、やはりちょっと治安が
悪くなったりしそうで不安を感じます。それでもLAのダウンタウンなどに
比べればずーっと安全なのですけれど。

 

というわけで、南カリフォルニアはかなり安全です。安心してお越しください。