南カリフォルニアに暮らす。

アメリカに住んで10年ちょっと。アメリカに暮らす上でちょっと助けになるような情報を載せたいと思ってます。

アメリカ人と禁煙

日本でも禁煙の動きが広がっているみたいですね。日本に一時帰国
するとそれを感じます。私が住んでいたころに比べて分煙も進んで
いるし、歩きたばこも減っていると思います。

 

アメリカでは屋内は禁煙が基本!

色々と法律が州ごとに異なるアメリカですが、私が知っている屋内完全
禁煙でない州はネバダ州です。ラスベガスに行くとカジノはたばこの煙が
もうもうとしています。なのでラスベガスに行くとあー日本の匂いだと
思います。

それに対して日常生活ではたばこの煙にほぼ遭遇しません。行ったことの
あるネバダ以外の州では屋内で灰皿を見ませんでした。カリフォルニア
でも屋内はもちろん禁煙ですし、建物からは一定の距離離れないと吸えない
ように決まっています。割と最近ですがあるドラッグストアではたばこの
取り扱いを一切やめて話題になりました。

 

テレビコマーシャルも禁煙をすすめるもののみ

禁煙推進の進んでいるカリフォルニアでは禁煙用のニコチンパッチなどの
コマーシャルも盛んに流れています。また、色々な啓蒙コマーシャルも
流れています。最近よく見るのはたばこの依存に陥る子供の多くがお菓子や
フルーツなどの香り付きのたばこから始まる、という親に向けた注意
喚起のコマーシャルです。あと昔からよく見るのは、以前喫煙者で何らかの
病気でたばこをやめたけれどたばこの代償は大きかったというのを示す
もので、あごなどの骨のがんで顔の骨格が変わってしまった人、のどに
穴を開けて器具を使っている人、心臓の疾患で開胸手術をした人などが
その部位を見せながらどんなに大変かを示すものです。
のどに穴が開いてしまった人は声帯も失ったようで声も人工的な
感じでしたし、見た目が結構ショッキングなので確かに啓蒙効果は
あるだろうなと思うものの、出演している人はテレビに映るたびに
本来なら見せたくないような自分の傷跡とか映っているのを見てつらく
なったりしないのかな…と他人事ながら心配になります。

 

それでも煙に遭遇することはある…

これだけ禁煙啓蒙を進めているカリフォルニアですが、思わぬところで
煙に遭遇することがあります。それは車の運転中。気候が良いから
窓を開けておこうとしても隣の車線の車のドライバーがスパスパ、
煙はこっちにガンガン入ってくるため窓を閉めないといけない、なんて
ことが良くあります。たばこを吸う人は何故か窓を開けて煙を外に
出したいものなんですかね。車の中に他に誰も乗っていなくてもほとんど
の人が窓を少し開けてたばこを持った手を外に出しているんですよね。
せっかくいい気分で窓を開けてドライブが気分最悪になります。

 

まあそれでも日本に比べれば遭遇率は格段に低いのでこれに慣れると
日本で煙に遭遇するとちょっとイラっとします…。これもアメリカナイズ?!